育休後、管理職から外されたことがショックで仕事にやりがいを見出せずモヤモヤしていましたが、好きだったことや価値観を明確にできたことで自分軸でキャリアをとらえられるようになりました

受講生の声

O.A. さん(小売業・人事)ベーシック7期・アドバンス4期

この講座を受講したきっかけは、育休中に、キャリア戦略カレッジが主催する「復職応援セミナー」に参加したことです。育休前は会社で唯一の女性管理職で、仕事にやりがいを感じていました。でも、復職面談で「復帰したら管理職は続けられないよね」という話になってしまって。”続けられないこと”が前提で話が進み、育休復帰後は管理職から外れることになりました。

そんな状況だったため、今後のキャリアを考えるためにすぐにでも受けたいと思ってベーシック講座7期に申し込みました。最初はキャリアコンサルティングを受けようと思っていたのですが、講座の中に2回も組み込まれていること、キャリア戦略カレッジの卒業生はみなさん活躍されているなあと思っていたことなどが受講の決め手でした。

また、仕事やキャリアについて前向きに考える人たちが集まっているコミュニティに所属し、仲間ができることにも魅力を感じていました

当時はモヤモヤだらけで、仕事にやりがいを見出せずにいました。管理職を外され、部下がいなくなった状況そのものがショックで。なんとか実績をあげて管理職に戻りたい。さらに昇進もして、経営に近いところでやりがいのある仕事がしたい、と思ったこともありました。でも、受講中に自分の価値観と向き合ったことで「本当にそうかな?」と思うようになったんです。課長代理から課長、部長になって……というキャリア。「それって、本当にわたしがほしいものなの?」「ワクワクすることなの?」と。

実は講座を受講したあと、2か月ほど集中して転職活動をしました。いろいろな会社で面接を進めていく中で、講座で作った”キャリアビジョン”が役に立ったと思います。「本当にこの会社に入りたいか」「これは私が本当にやりたかったことなのか」「楽しいと思えるか」と自問自答したときに、キャリアビジョンに沿って考えていくと自然と答えが出て、物事を判断しやすくなりました。

その一方で、今の会社にいるメリットも再確認できました。結局、転職活動はストップして会社に残ることにしました。今も役職はなく、部下もいないままだけれど、やりたい仕事に手を挙げて取り組んだり、ダイバーシティ関連のプロジェクトを立ち上げて推進しようとしているところです。今の状況はいったん脇に置いておいて「できることに全力で取り組もう」と自分軸で物事を動かせるようになったと思います

受講中、最も印象に残っているのはキャリアコンサルティングです。どんなことを話しても受け止めていただいたことで、仕事以外の自分も含めてキャリアだと考えられるようになりました。1時間のうち、30分ほど話すと一通り話し終わってスッキリした気分になるのですが、そこからさらに30分話すとなると、「他に何かあるかな……」とちょっと考えてしまうんですね。そこで立ち止まり、考えているうちにポロっと出てきた言葉から大切なことに気づくことができたので、1時間という長さはちょうどよかったです。
転職活動をするにあたって、初めは「人事・総務」「労務」など今の業務と同じ職種での転職がよいと思い込んでいたのですが、かつて好きだった「インテリアアドバイザー」や「商品企画」の経験を活かせる職種も「いいかも!」と思えるようになり、視野が広がりました。自分ではすっかり忘れかけていた”これまでの私”も含めて大切にしていただいたような気がします。

タイトルとURLをコピーしました