2度の産休・育休を経て職場復帰。仕事も育児も中途半端だと感じていましたが価値観を洗い出し、強みに気づいたことで自分がどうありたいかが明確に。迷いがなくなりました!

受講生の声

K.K.さん(マスコミ・経理)ベーシック8期

私は営業を経て経理の部署に異動しました。異動したあとに妊娠が発覚するも、自宅安静になったため会社を休むことが増え、経理の仕事にワンシーズンも取り組めないまま、一人目の産休・育休を取ることになってしまったんです。

当時は知識や経験を持たずに職場復帰することが不安だったのですが、まさに復帰直後は浦島太郎状態。育休中に社会から切り離されていたことを痛感し、頑張りたい気持ちはあっても、産前のように頭が働かず……ただただ、つらい時期でしたその半年後に二人目の妊娠がわかり、二度目の産休・育休を経て職場復帰。その後「仕事も思うようにできないのに、家も片付けられていない」と、できないことにばかり目がいってしまって、経理の仕事も好きになれずモヤモヤしていました。そんなときに、知人のFacebookの投稿でこの講座を知り、「今の状況から脱却したい!」と参加を決意しました。

元々は営業気質というか、気になったことには猪突猛進に飛び込んでいくタイプ。そして、仕事が大好きでした。しかし結婚・出産を経て、育児をしながら仕事と家庭を回していく中で、興味を持ったことがあってもなかなか踏み出せない状態が続いていました。「今飛び込んでも、きっと中途半端になるだろうな」と、いつもどこかで自分の行動を抑えてしまっている自分に対して、「今の状態は本来の自分とは何か違う。自分軸を持てるようになりたい」と思っていました。

この講座を受講して、自分の価値観や、人生で大切にしたいことに気づくことができました。「人を支えることが好き」ということ。そして、「私にとって一番大切なのは家族」だということです。

講座の課題で「ライフキャリアレインボー」(※) を書いたときに、自分だけではなく家族の年齢も変わっていくことが一目でわかり、改めて「いつどのようにありたいか」、長期的かつ俯瞰的にキャリアを考えることができました今は母業の割合が大きいけれど、いずれは変わっていくことに気づきましたし、家族が困ったときにはすぐに寄り添えるよう、環境や働き方を柔軟にしたい、と強く思いました。

実は今、通勤に片道1時間かかるため、時短勤務をしています。今の会社で働き続けたいけれど、あと数年で「小1の壁」を迎える予定のためなんとなく不安がありました。しかし、ただ不安を抱えるのではなく、自分一人でできることは限られているかもしれないけれど、今できることに取り組み、できるところまで頑張ってみようと、行動しているところです。また、嫌いだと思っていた経理の仕事も、「知識が足りないせいで自信が持てないだけ」だと気づき、簿記の勉強を始める決心がつきました。

講座の中でよかったのは、グループディスカッションです。「否定しない」というルールの下で議論が進んでいくので、安心してなんでも発言できる環境はとてもよかったです

また、自分とタイプが違う方も参加していたので、新たな視点を得られて刺激になりました。講座の同期から「物事を俯瞰して見られているんだね」「周りを大切にして行動できるんだね」とフィードバックをもらったことで、自分ではなんとも思っていなかった行動が”強み”だったのだと気づくことができたのも嬉しかったです

また、キャリアコンサルティングを受けたのは初めての経験でした。家族や友人など、身近な人に話すときは「こんなことを言ったら否定されるかな」と思ってしまうけれど、どんな発言をしても否定されず、自分の可能性を引き出していただいたような気がします。どんどん掘り下げて質問をしていただいたことで「本当はこう思っていたんだ」と自分1人ではたどり着けなかった本音に気づくことができました。

※ライフキャリアレインボー……従来のキャリア理論では「労働者(=仕事人)」としての視点のみで描かれる場合が多かったのに対し、ライフキャリアレインボーでは「労働者」に限定せず、「家庭人」「余暇人」「市民」など人生において果たすさまざまな役割の将来設計を組み合わせたもの。

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