何の不満もない生活から一転、異動や家族の病で”残りの人生をどう過ごすか”が喫緊の課題に……キャリア戦略カレッジのワークで心から「私は私で大丈夫」と思えるようになりました

受講生の声

T.Y. さん(図書館司書)ベーシック8期

この講座を知ったのは、産後ケア教室で出会った井戸田直子さんがキャリアコンサルタントとして関わっていると知ったことがきっかけでした。オンラインで参加していた朝活グループの仲間がどんどんこの講座を受講し始めて気になっていたものの、当時は、大好きな仕事をして、働きやすい職場環境に満足していたので、「お金を払ってまでキャリアを考える必要はないかな?」と思っていました

ところが、人事異動で職場が変わり、とても働きにくくなってしまって。異動する前は、子育て中や子育ての終わった方がたくさんいて、子どものイベントや病気などがあれば交替してもらえる環境だったのですが、異動先は独身の方ばかりで、土日出勤を交替したいときもなかなか言い出しづらい職場。そんな矢先、夫の病が発覚。これらの出来事が重なったことで、退職を見据えて「残りの人生をどのように楽しむか考えたい」「やりたいことを整理して将来設計したい」と思うようになり、キャリア戦略カレッジの説明会に参加しました。

講座の中で印象に残っているのは、ライフラインチャートを描いた講義です。落ちたり上がったり、人生を振り返ると本当に波ばかりで。「こんなにいろいろなことを乗り越えてきたんだ」「あのときに比べたら、今は大したことないよね」と俯瞰して現状を捉えることができました。長期的な視点で考えられるようになったことで、「今は大変だけど、このあとは上がっていくんだな」と、今後を前向きに予測できるようになったのもよかったです。本当に、「私は私で大丈夫」と思えるようになりました。

受講後の変化は3つあります。一つ目は、前向きな姿勢がぐらつかなくなったこと。元々ポジティブな性格ですが、失敗したり人から何か言われたりするとつい悲観的になることもありました。この講座を受講したことで、長期的に物事が考えられるようになり、以前の自分を取り戻せたような気がします。

二つ目は、パートナーとの関係です。出会い、別れ、再会、結婚、妊娠、子育て、家事、介護……これまで、本当にいろいろなことを一緒に乗り越えてきたことに改めて気づき、夫がかけがえのない存在だということがわかりました。実は、下の子が生まれて以来ずっと一緒に出かけることがなかったのですが、5年ぶりに夫と2人で食事に出かけたんです。講師の由貴さんから「革命ですね!」と言われましたが(笑)、楽しい時間になりました。

三つ目は、言語化が早くなったこと。受講前は、ミーティングなどで最初に手を挙げることはないタイプだったのですが、安心・安全な環境でグループワークを重ねたことで人のいいところに早く気づけるようになり、「知らせたい」気持ちが自然と増えた結果、言語化が早くなったのだと思います。

この講座の課題だった「ライフキャリアレインボー」を書いたことで、これからの人生がワクワクであふれていることに気づくことができました。キャリア戦略カレッジのワークや課題は、最初は「大変そうだな」「ワークがなかったら参加したいな」と思っていましたが(笑)、「あれに取り組んでこそ、この気づきが得られた」と今では思います

また、キャリアコンサルティングでは、自分の可能性に気づかせてもらえたと思います。話をしていく中で、自分1人では得られなかった視点を得られました

最終講義のときには、みんなに温かく見守っていただきながら発表することができたのがよい思い出です。欠席したときにも録画で講義を観られたり、フォローアップの会を開催していただけてありがたかったですね。

※ライフラインチャート……自分の人生の幸福度のアップダウンをグラフ化し、生まれてからこれまでの人生を振り返ることができる。

タイトルとURLをコピーしました