さーやさん(会社員)ベーシック6期
受講したきっかけは、ある育休コミュニティで出会った友人のFacebookの投稿でした。信頼していた友人がキャリア戦略カレッジを紹介していたので、「きっといいものに違いない」と興味を持って体験セミナーに参加しました。
当時、復職後からパートナーシップがうまくいっていないと感じていました。夫は毎日遅い時間まで残業し、週末も仕事。「なんでこんなに私ばっかり大変なんだろう」という気持ちがたまっていた頃でした。キャリア戦略カレッジを受講することで、改めてパートナーシップを見直したい、ここならできそうだと期待していました。
第3回目の講義までは、本当に苦しかったです。今まで隠していたマイナスの感情を出していくことは、つらい作業でした。自分の中にある負の感情をすべて出して内省していく中で、「夫がいなくても生活できる」と思ったこともありました。そして何よりも「やりたいこと・ワクワクすること」が、考えても考えても出てこなかった自分に愕然としました。
最も変わったのは、私自身が「夫はかけがえのない大切な存在なんだ」と心から思えるようになったことです。
「明日死んでしまうとしたら、後悔することは何ですか?」と問われたときに、ふと「もっと、のりちゃん(夫)と話したかったな」と思うだろうな、と思ったんです。夫として、父親として、思うところはたくさんあるけれど、のりちゃんという友だちを失いたくない。夫とのたわいのない会話があるからこそ、「自分が自分であることができる」んだと気づきました。
講義のアウトプットとして、「自分が大切なもの」「ありたい姿」を写真でコラージュしたビジョンボードを作ったのですが、それを家の中の見えるところに貼ったんです。そして、夫にプレゼンしました。私の描きたい未来は、家族が中心にあること。夫との関係性が大切であること。それを見せながら、「どう思う?」と聞きました。夫は言葉にするのが苦手なので、そのときは「さやちゃんは、ドラム式洗濯機が欲しいんだね」と言われましたが(笑)。このビジョンボードを作ったことで思いが伝わったかな、と思います。
少しして、夫が平日に早く帰るようになったり、週末に休みを取るようになりました。パートナーと協力して仕事と家庭のバランスが取れるようになったことで、やりたかった副業にチャレンジできるようになりました。
この講座でもっともよかったのは、1対1のキャリアコンサルティングです。自分の想いを掘り下げ、言葉にできないことを言語化してもらえたことで多くの発見がありました。一人で考えるだけでは、ここまで辿りつけなかったと思います。また、気づいただけで終わるのではなく、仲間に自分の思いを発信することで、ふんわりしていたものが「自分の言葉になった」と感じました。
実は、夫がコロナに罹患してしまって第3回の講義に出られなかったんです。でも、同期のメンバーが自主企画で補講を実施してくれて、それが本当にありがたかったですね。最終回でキャリアビジョンを築くまで「一人ももらさず一緒に走っていく」感じは、キャリア戦略カレッジならではだと思います。